【堺市堺区】阪神高速15号堺線沿いにある『土居川公園』には堺の歴史が刻まれています。
阪神高速15号堺線沿いにある『土居川公園』には堺の歴史がたくさん記されています。土居川公園は堺区新在家町東4丁から堺区北旅籠町東2丁までと長い範囲になっています。
15世紀から16世紀にかけ、日本は戦国時代となりました。堺では、貿易で富を得た商人たちが町を守るため、西は海で他の三方には濠(ほり)を作って囲い、外から敵が入れないようにしました。その濠が土居川の始まりです。
その当時の出来事と地図がモニュメントとして土居川公園に残っています。
さらに歴史を見てみますと、日本を統一した豊臣秀吉が土居川の濠を埋めてしまいます。秀吉が死後、徳川の時代になった1615年、大坂夏の陣では豊臣方が火を放ち、堺は焼け野原となりました。しかし、徳川幕府はすぐに堺の町を復興し、町の周りに濠をもう一度掘りなおしました。これが今の土居川で、元の土居川より外側に掘られています。川に「土居」という土の堤防を築いたというのが、土居川の名前の由来と言われています。
昭和40年代のはじめに北側と東側は埋められ道路になりましたが、東側の道路に沿って約4ヘクタールの土居川公園が作られました。
歴史を偲ばせる名所・旧跡が点在しており、歴史散策が出来ます。また、道路環境施設帯(緩衝緑地)としての機能を併せもつ公園になっています。一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?
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