【堺市堺区】さかい利晶の杜で2025年3月16日(日)の公演をもって大千穐楽を迎えた『エンタビ 和菓子を食べた猫』に行ってきました。

阪堺電軌阪堺線宿院駅から歩いて約3分の場所にありますさかい利晶の杜にて、2025年3月16日(日)の公演をもって大千穐楽を迎えた『エンタビ 和菓子を食べた猫』に参加してきました。

和菓子猫1

エンタビとは、観客と物語の境界がない新感覚イマーシブシアター(体験型演劇)です。さかい利晶の杜そのものが劇場となり、物語の中に入り込む、新しい劇です。さかい利晶の杜に到着したら1階で受付をします。観客は物語に没入するために、猫になりきるため猫の耳と尻尾を付けます。

和菓子猫2

ドキドキしながら待っていますと、ストーリーテラーの猫が登場します。そして、エンタビのルールと物語の説明をしてくれます。

和菓子猫3

すると、観客の横を一人の少女が通り過ぎていきます。こちらのお嬢様は幼少期の与謝野晶子をイメージしており、お嬢様の恋を中心に物語は進んでいきます。

和菓子猫4

物語はさかい利晶の杜全体を使って進んでいきます。2階につながる階段で、お嬢様と想い人がすれ違うシーンを観客は猫と一緒に見守ります。

和菓子猫5

この「エンタビ 和菓子を食べた猫」は新感覚イマーシブシアター(体験型演劇)ですので、物語の要所要所で物語に参加します。猫から次のミッションの説明を受けて、驚きと共に思わず笑みがこぼれる観客。従来の観劇と違い、声を出したり、行動したりするのですから驚きますよね。

和菓子猫6

お嬢様が思いのままに書きしたためた恋の和歌を拾い、熱意の籠った和歌を3つ、観客が協力して集めます。

和菓子猫7

私も一枚見つけました!お嬢様の恋のお役に立てそうです。

和菓子猫8

次に、2階から1階にて休息されている想い人に恋の詩を届けます。果たしてどのように届けるのか?

和菓子猫9

他にもお嬢様をお助けするため、和菓子の注文を観客が覚えます。品目、順番等がありますので、観客も気が抜けません。

和菓子猫10

時には、物語の結末を左右する選択を観客が決めます。

和菓子猫11

観客の選択に基づいて、お嬢様とばあやが話し合いを始めました。猫も緊張した様子で静観しています。

和菓子猫12

そして、お嬢様の想い人が現れます。観客の選択はお嬢様の恋の成就をお手伝いできたのでしょうか?その結末は、観客のみが知ることになります。

和菓子猫13

エンタビは堺市の劇団プレイングによる新感覚イマーシブシアター(体験型演劇)です。この取り組みは堺市を飛び出して、現在は兵庫県立兵庫津ミュージアムや国営奈良平城宮いざない館などの場所で歴史文化を題材にした物語が始まっています。また、神戸の中心地三宮で開催される「神戸防災のつどい2025」にて、神戸の子ども達が演じる防災体験エンタビも監修しました。

和菓子猫15

終演後は劇団プレイングの皆さんと観客で記念撮影もできます。

和菓子猫17

さかい利晶の杜での「エンタビ 和菓子を食べた猫」は今回で大千穐楽となりましたが、堺の歴史文化に興味を持ち、学び、体験する機会にはこのような新感覚イマーシブシアター(体験型演劇)が大いに貢献しそうですね。次回作は千利休でしょうか?期待してしまいますね。

和菓子猫17

終演後は立礼茶席で抹茶とイベント限定の特製和菓子をお楽しみいただけます。

和菓子猫18

「エンタビ 和菓子を食べた猫」の終演後に、こんなに可愛い猫の和菓子。その場で点てられたお茶を頂きながら、堺の歴史を感じる事ができました。次回作には足を運んでみてはいかがでしょうか?

和菓子猫19

エンタビ 和菓子を食べた猫』が開催されたさかい利晶の杜はこちら↓

号外NETの広告出稿はこちら

号外NETメルマガ

号外netは持続可能な開発目標(SDGs)を支援します

号外netへの提供提供求む!